理学療法士の私が起業を考えたわけ

理学療法士の私が起業を考えたわけ

理学療法士の起業、私自身がなぜ、

起業することにしたのかを書きます。

日々の仕事で何かがくすぶっている方、

行動のきっかけになれれば嬉しいです。

今回は私の起業する理由についてお話します。

起業する理由は ずばり

元気高齢者を増やしたい!

と思ったからです。

え?元気高齢者?どういう事?

と、なると思うので、詳しくお話します。

リハビリ対象の高齢者とお話していて

今まで14年間私のリハビリの臨床は

生活期といわれる、地域の高齢者が多い分野でした。

色々な高齢者に会ってお話を聞く中で、

以下のように言っている方が多くいました。

長生きし過ぎた。早く死にたい。

昔は色々自分で出来たのに、今は何もできない。

やることがない。生きていてもしかたない。

人の世話になりたくない。放っておいてほしい。

こう思っていれば、リハビリをしたくないし、

家族などに言われてリハビリをしても、

目的なく、毎日ぼーっとしてしまいます。

言葉が意味することとは

更に言葉の意味を探っていくと、

周りが亡くなっていき、残される喪失感、

老いと共に出来ない事が増えていく不安、

人の世話になる申し訳なさと、自由が減っていく感覚

などがあるようでした。

リハビリの先になにかやれる事はないのか?

団塊の世代が後期高齢者になると言われるこれから、

リハビリの前に何かやれる事はないのか?

と思うようになりました。

こんな風に変われたら・・・

少し前に、

長野県岡谷市にある、宅老所に通う高齢者が働いている

「ぐらんまんまカフェ」を見学させて頂きました。

お洒落なデザイナーズカフェで雰囲気が良いところで、

90歳台の方や認知症の方も生き生きと働いていて、

お客さんも働く皆さんも、とても笑顔が素敵でした。

重要な事が成立している。と感じました。

◎一緒に何かをやる仲間がある

      ➡ 一人じゃない。人から必要とされる。

◎昔とは違うが、今できることがある。

      ➡ これが出来る。自信になる。

◎居場所がある 

      ➡ 自宅以外の場所で自由にできる

元気高齢者を増やしたい

仲間作りや物つくり、居場所、人から頼られること

カフェだけでなく、色々な形があると思います。

インターネットが出来る高齢者が増えているので

オンラインの場を活用するのもありかもしれません。

みなさんはどう考えますか?

医療、介護保険のリハビリだけではなく

リハビリの前に、リハビリの先に

何があるのか、何を考える必要があるのか

理学療法士の視点ならではの

事業ができると私は考えています。