勉強ってどうやってる?資格の勉強

勉強ってどうやってる?資格の勉強

「理学療法士になってからが勉強の本番だ。」
学生の時から聞いていましたが、正に
その通りでした。
しかし、がむしゃらに闇雲にやっても
疲れてしまいます。
効果的な勉強方法について考えてみましょう。

何のために勉強するのか

目の前のリハビリ対象者のため、研究のため
組織や会社のため、後進の育成のため
それとも家族のためでしょうか?色々な理由が
あると思いますが、結局は自分の為です。

学んだことを活かして自信を持ってリハビリを
出来るのであれば、その影響は周辺に波及すること
になると思います。

何を学んで、何が出来るようになりたいのか?
どういう自分になりたいのか?
しっかりとイメージ出来ることが必要です。
色々な勉強会になんとなく出席しても、その場限りの
中途半端な知識で終わってしまう事がほとんどです。
勉強会の内容をしっかりとノートし、時々読み返すなど
しても普段使わない知識であれば忘れてしまうでしょう。
どうせなら、しっかりと勉強して、ライセンスを得る
ところまで頑張るのはどうでしょうか?

資格をとることのメリット

1.まずは資格習得という小さなゴールが出来る
目標を定めて計画的に勉強ができます。
ゴールに向かって勉強を継続するモチベー
ションに繋がります。

2.協会や団体に入ってその後も勉強ができる
資格によっては習得後に協会や団体に入会する
ことができ、学会や講習会などに参加しつつ
勉強を継続できます。更新制のある資格もあり
勉強を継続しやすい環境になります。

3.転職などに有利に働くものもある
勉強をしてきた証にもなります。
就業先の規定にあり、必須のものもあります。

4.保険請求の条件人員になれる
癌リハなど、資格や研修済の人員が施設の算定
基準になるものもあります。
就業先になくてはならない人物になれます。

資格を取ることのデメリット

1.費用がかかる
テキスト参考書、受講料、受験料などが必要です。

2.勉強時間の確保に工夫が必要
本業の残業など色々あると思いますが、24時間
をどうやって使うか、工夫が必要です。


3.資格の保持が大変
更新のための単位の修得、学会出席、発表などの出席
が必要になる場合もあります。

どんな資格をとる?

1.協会(理学療法士協会など)の認定、専門士の資格
理学療法士協会では運動器や脳卒中など様々で、
7領域23の分野があります。ハードル高めで、
5年更新制ですが、職場によっては資格手当を設けて
いるところもあるようです。

2.心リハ指導士、呼吸療法士、糖尿病療養指導士など
ハードルが高めですが、算定基準として認められる
ものもあり、専門性の高い資格です。上記1とは
違い、看護師や医師など多職種も資格保持者が
います。欲しい人材となることができます。

3.算定基準となる研修会
癌のリハビリテーション研修会、
精神科訪問看護※(PTは×)など。など。
研修会出席が算定として認められるものです。
短期間での習得が可能で、職場が資格取得費用や
休日を用意してくれるところもあります。

4.スポーツ関連系(トレーナーなど)の資格
まずはAT(アスレティックトレーナー)を取得して、
目指したいトレーナー(メディカル、ストレングス、
アスレティック、フィジカル)があればそれに
応じた資格取得を考える場合があるようです。

5.在宅福祉関連資格
ケアマネージャー、福祉住環境コーディネーター
など介護保険制度など、在宅の分野で働く際に役
に立つ知識が身につきます。

6.その他の資格
リハビリ関連資格は、まだまだあります。自分の興味ある
分野にどんな資格があり、どんな事が学べるかを調べて
みてください。

まとめ

勉強をするモチベーションを保つのに、資格習得を
小さなゴールに定め、資格習得後も協会の講習会などに
出席して勉強を継続していくことについて紹介しました。
リハビリ関連資格だけでなく、お金や制度の勉強の
ためにFP(ファイナンシャルプランナー)や簿記の資格
をとるのも良いかと思います。
生涯勉強ですね。明日からと言わず、ぜひ今日から、
今から勉強始めてみましょう。